ショウブ科の概要
世界に1属2種が分布しており1,3)、北半球に広く分布する1)。
よく枝分かれした根茎のある多年草1)。
日本にも1属2種が分布している。
単子葉類の中で最も古い時代に分岐した分類群と考えられている4)。
ショウブ科掲載種一覧(五十音順)
ショウブ属 Acorus
日本産ショウブ科一覧(五十音順)
1属2種が分布する。
種の和名および学名はIto et al.(2016)2)による。
属名 | 種名2) | 国内分布 |
---|---|---|
ショウブ属 | ショウブ Acorus calamus | 北海道~九州 |
セキショウ Acorus gramineus | 東北~九州 |
分類
ショウブの仲間はショウブとセキショウの2種からなり、かつてはサトイモ科に分類されていた1)。
その後独立した科とされ、APGIVではショウブ属のみからなるショウブ目として、他のすべての単子葉類と姉妹群を形成するとされている4)。
文献
1)大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司(編)2015.『改訂新版 日本の野生植物 1 ソテツ科~カヤツリグサ科』平凡社.
2)Ito, M., Nagamasu, H., Fujii, S., Katsuyama, T., Yonekura, Ebihara, A., Yahara, T. 2016. GreenList ver. 1.01, (http://www.rdplants.org/gl/)
3)Christenhusz M.J.M., Byng J.W. 2016. The number of known plants species in the world and its annual increase. Phytotaxa 261(3):201-217.
4)The Angiosperm Phylogeny Group 2016. An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG IV. Botanical Journal of the Linnean Society 181(1): 1-20.
編集履歴
2024/3/9 公開