シロダモ Neolitsea sericea var. sericea
植物 > 被子植物 > クスノキ目 > クスノキ科 > シロダモ属
宮崎市 2022/3/27
※分布図は目安です。
分布1,2,4,5,8,9,10):本州(東北以南)、四国、九州、琉球(奄美群島、沖縄諸島、先島諸島)。北限は宮城・山形とされるが5)、秋田県南部の海岸クロマツ林には本種が確認されており8,9,10)、自生であればここが北限となる。岩手県の記録は不明。国外では朝鮮半島南部、中国東部。
本州以南で普通に見られるクスノキ科の常緑樹。葉裏が白いことが大きな特徴。秋に黄色い花を咲かせ、翌年の秋に赤く熟した果実は鳥によって散布される。
シロダモの概要
花期1) | : | 10-11月 |
希少度 | : | ★(ごく普通) |
生活形1) | : | 常緑中高木 |
生育環境 | : | 沿海~低山の林内や林縁2)。比較的湿潤なところ5)。 |
学名3) | : | sericeus「絹毛で覆われた」 |
シロダモの形態
葉
石川県金沢市 2017/11/11
葉は互生し、枝先に集まってつく。
葉身長8-17㎝2)。
葉幅は中央~基部寄りで最大となる。
大阪府茨木市 2013/12/15
三行脈が目立つ。
葉裏が顕著に白いのが大きな特徴。
大阪府茨木市 2014/4/26
春先に展開する新葉は白~黄褐色の毛で覆われ目立つ。
毛はのちにほとんど落ち、通常は裏に多少残る程度。