ヒノキ、サワラ、アスナロなどの見分け方

植物 > 裸子植物

はじめに

このページでは日本に自然に生えている針葉樹(裸子植物)のうち、鱗状葉(鱗片葉)を持つグループの識別点について掲載しています。
針葉樹全体の見分け方については日本産針葉樹の絵解き検索表のトップページを参照ください。

識別

この仲間は一見よく似ていますが、葉の裏側にある白い「気孔帯」と呼ばれる部分の形を確認することで迷いなく識別することができます。
詳細は各種のページをご参照ください:ヒノキサワラアスナロネズコ(クロベ)(作成中)、イブキ(作成中)

備考

このページで扱っている植物の範囲

本ページでは日本に分布するヒノキ科5属10種のうち、鱗状の葉を持つ5種を取り上げています。

分布
アスナロ属アスナロ Thujopsis dolabrata北~九
クロベ属ネズコ(クロベ) Thuja standishii本、四
ヒノキ属サワラ Chamaecyparis pisifera東北~九
ヒノキ Chamaecyparis obtusa東北~九
ビャクシン属イブキ Juniperus chinensis北~九

種内分類群について

アスナロには北寄りに分布する変種ヒノキアスナロと、南寄りに分布する変種アスナロの2変種が知られています。
また、イブキにはミヤマビャクシン、ハイビャクシン、イブキといった変種が知られています。
詳細についてはそれぞれのページをご参照ください(イブキのページは作成中)。

文献

1)大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司(編)2015.『改訂新版 日本の野生植物 1 ソテツ科~カヤツリグサ科』平凡社.
2)林将之 2014.『山渓ハンディ図鑑14 樹木の葉 実物スキャンで見分ける1100種類』山と渓谷社.

編集履歴

2025/1/25 公開