植物 > 被子植物 > クスノキ目 > クスノキ科 > クスノキ属
分布1,2):福岡県(大島)、長崎県(男女群島)、鹿児島県南部~トカラ列島、沖縄県硫黄鳥島。種子島や屋久島に多い。
種子島や屋久島を中心に見られるクスノキの仲間。海岸で低木林を形成する。近縁のシバニッケイよりも北に分布し、葉先が丸く葉裏が白いのが特徴。南九州ではしばしば植栽される。
マルバニッケイの概要
花期4) | : | 6月と12月。 |
希少度 | : | ★★★(やや稀) |
生活形 | : | 常緑小高木 |
大きさ2) | : | 高さ1-10m |
生育環境2) | : | 海岸の風衝低木林など |
学名3) | : | daphnoides:「Daphne(ジンチョウゲ属)に似た」 |
マルバニッケイの形態
葉
葉は葉身長3-7㎝と小型で先は丸い2)。
対生に近い互生で、ヤブニッケイなどと同じくコクサギ型葉序となる。
クスノキ属らしく三行脈が目立つ。
文献
1)大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司(編) 2015.『改訂新版 日本の野生植物 1 ソテツ科~カヤツリグサ科』平凡社.
2)林将之 2016. 『ネイチャーガイド 琉球の樹木 奄美・沖縄~八重山の亜熱帯植物図鑑』文一総合出版.
3)Lorraine Harrison 2012. Latin for gardeners. Quid Publishing. (ロレイン・ハリソン 上原ゆう子(訳) 2014. 『ヴィジュアル版 植物ラテン語辞典』原書房.
4)川原勝征 2009.『南九州の樹木図鑑』南方新社.
編集履歴
2022/11/26 公開