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クスノキ科の落葉樹では最も樹高が高くなる種。西日本を中心に分布し、地域によっては普通に見られる。枝先に集まる倒披針形の葉が特徴的である。
カナクギノキの概要

花期1) | : | 4月 |
希少度 | : | ★★★(やや稀) |
生活形 | : | 落葉高木(6~15m) |
生育環境2) | : | 丘陵~山地の尾根や多少乾いた林内 |
学名3) | : | erythrocarpus「赤い果実の」 |
カナクギノキの形態
葉
花
果実
冬芽
樹皮
識別
葉がある時期は、類似種も少なく見分けやすい。葉の特徴は次の通り:
①落葉樹で鋸歯はなく互生し、枝先に集まってつく
②葉は細長く、先寄りで最も幅広くなる
落葉期や花期には同属他種と似る。識別点は花と冬芽それぞれの項を参照。
なおクスノキ科の落葉樹で10mを超えるような高木になるのは本種だけである(アオモジも時に超えることがある)。
文献
1)大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司(編) 2015.『改訂新版 日本の野生植物 1 ソテツ科~カヤツリグサ科』平凡社.
2)林将之 2014.『山渓ハンディ図鑑14 樹木の葉 実物スキャンで見分ける1100種類』山と渓谷社.
3)Lorraine Harrison 2012. Latin for gardeners. Quid Publishing. (ロレイン・ハリソン 上原ゆう子(訳) 2014. 『ヴィジュアル版 植物ラテン語辞典』原書房.
4)神奈川県植物誌調査会 2018. 『神奈川県植物誌2018電子版』神奈川県植物誌調査会.
5)鈴木英治・丸野勝敏・田金秀一郎・寺田竜太・久保紘史郎・平城達哉・大西亘 2022.『鹿児島大学総合研究博物館研究報告 No.17 鹿児島県の維管束植物分布図集 -全県版-』鹿児島大学総合研究博物館.
6)田中信行・松井哲哉 (2007-) PRDB:植物社会学ルルベデータベース, 森林総合研究所. URL: http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/prdb/index.html 2023/5/7閲覧.
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2023/5/7 公開