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各種解説ページの凡例

学名について

学名は世界共通で使用される生物の名前で、ラテン語で書かれているものです。

学名があることにより我々は種を明確に認識することができ、異国間での情報のやり取りもスムーズに行うことができます。

その一方、学名は「同じ種でも、学説によって正しいとされる学名が異なる」という場合がしばしば起こります。

つまり、図鑑によって学名が違う場合があるということです。

本サイトでは、基本的に各分類群ごとに信頼のおける1つのリストに基づいて学名を表示し、
その分類群のトップページ(例えばアカマツであれば裸子植物のページ)にそのリストを明示することとしています。

そのうえで、分類学的変更があった場合や作者がより適切だと考える場合など、
そのリストと異なる学名を採用している場合は注釈として明記します。

分布図について

分布図は文献等からの情報をもとに、作者の手で作成したものです。

分布図には情報量の多寡に応じて、都道府県単位のもの、地方単位のものなど、
複数のパターンを用意しています。

基本的には、「色を塗っている地域の少なくともどこかには分布している」と考えていただければ幸いです。

例えば左(上)の図であれば、「北海道の少なくとも一部、さらに東北地方の少なくとも一部」となります。

また、自然分布を黄土色、外来分布を青紫色と塗り分けています。

例えばこの図であれば、北海道では外来種と考えられているが、東北~九州では自然分布のものが存在していることを意味します。

いずれにしても、文献調査不足や新しい知見の存在等により、必ずしも正確でない可能性が考えられますので、あくまでも参考程度に見ていただければ幸いです。

希少度について

在来種の希少度は、以下の5段階で表示しています。

★    :ごく普通
★★   :普通
★★★  :やや稀
★★★★ :稀
★★★★★:ごく稀

これらの希少度は次のような基準を複合的に考慮して作者が決定しているものですが、あくまでも主観的で曖昧なものであることをご了承ください。

・分布の範囲内において、生育/生息している環境が多くあるかどうか。
・生育地/生息地において、健全な個体群の維持に必要な個体数が見られるかどうか。
・国内における分布が局限されているかどうか。

なお、レッドリストの選定に使われるような「減少率」は基本的に考慮していません。

希少度が地域によって異なる場合も多くあると思いますし、作者の経験不足から現状と乖離した評価になっている場合もあると思います。

しかし、その種についてほとんど前提知識のない初心者の方にとっては、ある程度の目安として有益な情報になりうると考えて表示しています。

また、外来種についても同様に、見かける頻度という観点から青字の星()で珍しさを示しています。

編集履歴

2021/7/1 公開
2025/1/26 追記修正